あらすじ

勇者パーティーの資金管理を担っていた商人カツマタ。 だが彼は“美術狂い”という致命的な欠点を抱えていた。 各地の才能ある画家や彫刻家に惜しみなく金を注ぎ、剣も鎧も更新せず、集めるのは――芸術品ばかり。 「あんたの趣味に付き合っていられるか!」 そうして彼は、勇者パーティーから追放される。 帰った先は、極東の寂れた田舎村――ウエノ。 ここで隠居生活を始めるつもりのカツマタだったが、彼の集めた“芸術品”は、実は魂を宿す最高級マジックアイテムだった。 しかも、芸術が放つ膨大な魔力に惹かれ――竜が降臨。 竜が宝石などを収集するのは、そこに宿った魔力でメスに求愛するためであり、カツマタの収集した芸術品は、いかなるオスよりも強力にそのメス――竜帝の娘を魅了したのだ。 結果、「求婚を受けた」と勘違いして人化し、全裸の超絶美女としてカツマタに抱きついてくる竜姫。 「国を作ろう。 お前の美術品を収めるための“巣”が必要だろう?」 こうして始まるのは、芸術家が集い、竜が守護し、世界最強の加護を誇る国家建国譚。 一方、カツマタを追放した勇者パーティーは――なぜか戦闘力が激減してしまう。 「……あの商人、何をやってたんだ?」 芸術を理解しなかった者たちが後悔する頃、美術狂い商人は、王になっているのであった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/12/17
  • 現在の作品美術狂いで勇者パーティーを追放された商人が田舎に隠居したら、竜に求婚され最強国家を建国することになった件。 〜優れた芸術品は最高のマジックアイテムでした〜