あらすじ
王都オルドンの霧の街。
王立裁定院の法務官エドガー・レイブンズのもとに、一通の依頼が届く。
――祖父の遺産分配を裁定してほしい。
差出人は、寄宿学校時代の同窓生、トマス・リンデル。
あの寄宿学校での“冒険の日々”が静かに甦る。
霧に包まれた礼拝堂、白い息、手のひらの温もり。
それは、遠い記憶の中に封じられた、少年たちの誓いの物語。
十六年の時を経て、彼らの「祈り」が再び形を取り始める――。
『沈黙の果てに』『偽りの誠実』と同じ世界を舞台にした、法務官エドガー・レイブンズシリーズ第三作。
※本作から読んでもお楽しみいただけますが、
王立裁定院での日常を描いた前作までをお読みいただくと、より深く味わっていただけます。