あらすじ
政略結婚が決まりかけた貴族令嬢リィナは、家を抜け出し“新人冒険者”としてギルドに登録する。
ようやく掴んだ自由——のはずが、背後には親が雇った護衛(兼・監視)カイがぴったり張り付いていた。
世間知らずで金銭感覚もズレているリィナの初仕事は、薬草採取に迷子探し、荷運びなどの小さな依頼ばかり。
けれど、その度に「礼儀」「観察眼」「交渉術」という箱入りならではの才能が、街と人を少しずつ救っていく。
過保護すぎる護衛に反発しながらも、リィナは知ってしまう。
この世界の自由は、優しさだけでは守れない——そして、彼が守っているのは“任務”だけではないことを。