あらすじ
剣を振るうことが正義だと信じていた。
スィークリト帝国の若き騎士カリュースは、
戦場で名を上げ、皇帝に忠誠を誓う英雄だった。
しかし、勝利の裏で切り捨てられる人々の存在を知り、
彼の信念は静かに揺らぎ始める。
姫の拉致事件をきっかけに明らかになる、
宗教、貴族、血統による支配構造。
英雄も国家も、その巨大な仕組みの一部に過ぎなかった。
世界の底で生きる民衆、
世界の頂点から見下ろす者たち、
そして、その狭間で剣を持つ者。
『EWIG(エーヴィッヒ)』第一部は、
世界を救う物語ではなく、
世界の正体を知るまでの物語である。
※本作は30年以上前、16歳の頃に書いた長編作品を
原稿に残っていた形のまま連載しています。
第一部は完結しています。