あらすじ
「校則第1条:在学中の恋愛ハ、魔力暴走ノ原因トナルタメ厳禁トスル」
王立アルセリア魔法学園。
そこは、将来の国を担う魔術師を育てるため、一切の恋愛が禁止された学び舎。
「氷の白百合」と称される侯爵令嬢ミレイユには、完璧な婚約者がいた。
家のため、義務のため。恋など知らずに、ただ正しく美しい人形として生きるはずだった。
――あの日、学園一の問題児・レオンと出会うまでは。
ふとした事故で彼に触れた瞬間、ミレイユの止まっていた魔力が劇的に暴走し、枯れ木に満開の花を咲かせてしまう。
それは「魔力共鳴」――互いに惹かれ合う魂だけが起こせる、禁断の奇跡だった。
「優等生。無理して笑うなよ、ブサイクだぞ」
ぶっきらぼうな彼の言葉が、凍っていた心を溶かしていく。
触れれば魔力が溢れ出し、見つめ合えば世界が揺れる。
けれど、この恋は校則違反であり、婚約への裏切り。
さらに、学園の地下には「恋愛禁止」の理由となった、恐ろしい秘密が眠っていて……?
これは、恋を知らない完璧令嬢が、世界を敵に回して初恋を貫く、反逆と純愛の物語。