あらすじ
今年の忘年会幹事を任された「私」は、完璧な進行のため社員名簿を作成する。しかし人数が合わない違和感を覚えたまま当日を迎えると、名簿の空白にチェックを入れるたび、会場から一人ずつ“消えて”いくことに気づく。周囲は誰も欠落を認識しない。名簿には「忘れること」という謎の注意事項が浮かび上がり、やがて最後の空白が自分自身であると判明する。忘年会とは、一年の厄を人知れず切り離す儀式だったのか。幹事だけが背負わされる、静かな恐怖を描く一話完結ホラー。☆「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」