あらすじ
〈ヴォイド〉の襲撃を退けたことで、1年D組は“問題児クラス”から
“最強クラス”として学園内外にその名を知られる存在となった。
だがそれは同時に、彼らが世界の裏側から狙われる存在になったことを意味していた。
学園はD組を守るため、校外実習という名目で生徒たちを
より過酷な任務へと送り出す。
舞台は学園の外――治安の崩れた特別管理区域、ギフト犯罪が日常化した街。
そこでは「正義」と「管理」の境界が曖昧になり、
能力者たちは力の使い道を自ら選ばなければならなかった。
無能力の担任教師・安良川隼人は、生徒たちの成長を喜びながらも、
“教師として彼らを戦場に送り出している”現実に葛藤を抱く。
果たして、自分は彼らを守れているのか。
それとも、危険へ導いているだけなのか。
一方、生き残った〈ヴォイド〉は新たな計画を始動させる。
それは個人ではなく、「クラスという単位」で能力を奪い、
支配するという前代未聞の実験だった。
さらに、D組の中に眠っていた“第二段階のギフト覚醒”が始まり、
生徒たちは己の力の真価と代償に直面していく。
制御か、暴走か。
仲間を守るために、どこまで力を使うのか。
最弱教師と最強クラスは、
学園という檻を越え、世界の歪みと真正面から向き合う。
これは、守られる側だった少年少女たちが
「選ぶ側」になるための物語――。