あらすじ
海に浮かぶ巨大な多層都市──《ネオ=アクアリウム》。
そこでは、人智を超えた力《プラスミド》を持つ者《タグド》と、持たぬ者《ノンタグ》が、かろうじて共存していた。
だが、超常による犯罪《超常事件》は日々増え続け、街は崩壊の瀬戸際にある。
その対抗策として設立された警察組織《PCPD》。
中でも最底辺の部署、第七分室──通称“犬小屋《ドッグ・ハウス》”には、組織の厄介者たちが集められていた。
拘束系プラスミド保持者《ロック・フォレスター》もその一人。
元兵士の彼は、死地をくぐり抜けた過去を持ちながら、今は都市の裏側で超常犯罪と向き合っている。
ある日、ロックは相棒の検死官《モルト・クライス》と共に、ひとつの事件現場で“記憶を失った少女”と出会う。
その名は──《シャルトリューズ》。
彼女の謎を追う中で浮かび上がるのは、ふたつの異端組織。
進化を謳う《バロック》。
信仰を掲げる《アルコーン》。
選民思想を纏った“異能の怪物”たちが、静かに都市を侵食し始めていた。
過去を背負い、傷を抱え、それでも人は、誰かのために立ち上がる。
壊れかけた世界の中で交差する思想と正義のかたち──
これは、力と記憶、そして意志の物語。
──異能SFダークアクション、ここに開幕。