あらすじ
世界は、英雄に頼りすぎていた。
災厄が起きるたびに呼ばれ、
勝利のたびに称えられ、
その役目から降りることを許されなかった者たち――英雄。
世界各地から集められた五人と一柱の英雄は、
「円環闘域」と呼ばれる場所で、
最後の一人になるまで戦うトーナメントへ参加することになる。
彼らは皆、圧倒的な力を持つ。
だが同時に、
それぞれが“英雄であり続けた代償”を抱えていた。
これは、
誰が一番強いかを決める物語ではない。
勝つことよりも、
続けることをやめる決断が問われる物語。
――英雄とは、
本当に最後まで立っている者なのか。
その答えが、
静かに、血と記憶の先で示される。