あらすじ

そのスマホ、壊れる前に“消える”かもしれない。 ……… スマホは壊れたわけじゃない。 ただ、店から消えただけだった。 VRゲームとAIが当たり前になった近未来。 ある日、街の家電量販店から「普通のスマホ」が姿を消す。 理由を知っている者は、誰もいない。 主人公の〈僕〉は、近所に住む67歳のおじいちゃんと出会う。 二年前、0円で手に入れたスマホを使い続け、 小説投稿サイトに毎日文章を書いている、不思議と前向きな老人だ。 だが、そのスマホのメモリーは4GB。 動画は止まり、画面は固まり、 それでも「まだ動くから大丈夫」と笑っている。 調べるうちに〈僕〉は気づく。 スマホが消えた理由は故障でも不況でもない。 **AIデータセンターに“メモリーが吸い取られている”**のだ。 儲かる場所へ。 静かに、確実に。 個人の端末は、後回しにされていく。 やがて訪れる「壊れたその日」。 店に並ぶのは、15万円の端末だけ。 選択肢は、もう残っていない。 これは世界が壊れる話じゃない。 “考えなくなった日常”が、先に切り捨てられる物語だ。

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小説を読もう2025/12/16
  • 現在の作品スマホが消える日…0円の 慣れた国で、67歳のおじいちゃんと僕が気がついたこと