あらすじ

高校二年生の花束《はなたば》苗木《なえぎ》には、六人の幼なじみがいる。 全員、六つ子。 全員、同じ顔。 全員、同じ名前――柏木さくら。 同じクラス、同じ席順、同じ声、同じ仕草。 見分けられないのも無理はない。 というより、見分けろという方が無理だ。 それでも六人のさくらは口を揃えて言う。 「苗くんなら、わかるよね?」 間違えれば拳が飛び、 呼び方を誤れば涙が落ちる。 正解は誰にもわからないのに、試され続ける日常。 これは、 「誰を好きになったのか」ではなく、 **「それでも一緒にいたいと思えるか」**を問われる物語。 最後まで、 誰が誰なのかは明かされない。 読者も、主人公も、答えを知らないまま進んでいく。 ――それでも、この六人は“さくら”で、 そしてこの恋は、確かに存在している。 見分けのつかない六人と、 逃げ場のない青春が始まる。

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カクヨム
カクヨム2025/12/15
  • 現在の作品幼なじみが六つ子で、全員さくらなんだが