行政特区カワサキ――
工場が吐き出す毒によってもたらされるインカム――<カネ>が倫理を支配するこの街。
ここには、公害汚染によって理性を失った若者たち――通称<特異廃棄物>が跋扈する。
その処理を一手に引き受けるのは、唯一帯刀を許された公務員――<環境局特異廃棄物清掃課>であった。
斬って捨てる。何も考えるな――
斬って捨てる。何も考えるな――
そう――
そうやって俺の生活は平穏に続くはずだった――
――この歪んだ街の、生きとし生ける若者たちは、
何を奪い、何を奪われるのか。
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