あらすじ
「次に生まれるなら猫になりたい」――そう笑った親友・愛菜に、私は中学生のあの頃、ひそかに恋をしていた。
誰にも言えず、そっと胸にしまった気持ち。
それから時は流れ、美大生となった私は卒業制作に迷い、白いキャンバスの前で立ちすくんでいた。
そんなある日、届いたのは愛菜の結婚式の招待状。
あの日の想いと向き合うように、私はキャンバスいっぱいに“猫になった彼女”を描きはじめる。
絵筆が描き出すのは、伝えられなかった恋。
――あの時、確かに私は、彼女に恋をしていた。
※Tales、アルファポリス、カクヨム様に掲載しています。