あらすじ

冬休みの明けた新学期。 俺の高校生活が終了した。 「わ……私で童貞捨てたくせに!」 人生で一度は言われたいセリフだって? そもそも童貞を捨てる経験は人生で一度しかないんだから、 初めてを捧げた相手が言ってくれるかどうかにかかってるのが普通だ。 いきなり俺に向けてこんなトンデモ発言をしたのが 学校のアイドル・朝比奈凛だって言えば、俺の立場のヤバさが分かってくれるだろう。 だが、話はこれだけじゃ終われない。 「おや、僕で童貞を捨ててくれたんじゃなかったのかい?」 二人目の童貞を捨てた相手が現れた時、俺はどうしたらいいと思う? しかも、その相手が同じくらいアイドル視されている夕垣朔だったら、どうしたらいいと思う? 本気で都合のいい話だが、交通事故のせいで俺には十二月の一ヶ月分の記憶がまるっとない。 「一応聞くけど、二人がその……俺とシたのっていつのこと?」 「「クリスマス・イヴだよ」」 なんで同じ日なんだよ。 訳が分からないまま、俺は同級生全員を敵に回すハメになった。 真実は一つ、童貞卒業は一度。 凛か、朔か、はたまた俺か? 誰かが嘘をついている。

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カクヨム
カクヨム2025/12/15
  • 現在の作品記憶をなくした俺、学園のアイドル二人から「私で童貞捨てたくせに」と迫られている。