あらすじ
日本語の母音「う」が、自己主張の末に町から消えてしまった!「すき」は「すき」、「うち」は「ち」に。混乱の極致の中、フランス人クレマンスが「鼻母音(œ̃)」を導入し、「œ̃共和国」が建国される。
「すき」から「う」が消えた!
告白不能、住所不定、憲法はクシャミで消滅!?
母音ひとつで世界が崩壊し、ティッシュが通貨になる。
言語感覚ぶっ飛ぶ。
乙女心の「う」、そして日本語の土台である「う」が消えたとき、世界はどうなるのか?ラブコメの告白シーンは無音化し、行政手続きは禅問答に。混乱に乗じてフランス仕込みの鼻母音「œ̃」を主軸にした「œ̃共和国」が建国されるという、前代未聞のバカ騒ぎ。
ティッシュが通貨になり、鼻声で憲法が詠まれる究極のナンセンスを通して、私たちは言葉の「余韻」と「気配」の大切さを再認識させられます。笑いながら読める、新感覚の言語SF(すこし不思議)。言葉を愛するすべての人に贈る、ハイテンションな言語パニック小説です。