あらすじ
「その女を『物資』としてよこせ」
貧乏子爵家の長女エルミーナは、実家の商会の帳簿を管理する地味な日々を送っていた。 妹の引き立て役でしぶしぶ出た夜会で、「氷の宰相」と恐れられるディノ・ラシュフォードに目をつけられ、なんと北方遠征の『物資』として譲渡されてしまう。
「返品不可でございますよ!」と喜んで娘を売る父と妹。 北の最果てで使い潰される……そう覚悟したエルミーナだったが、待っていたのは過酷な労働ではなく、最高級の『氷狼の毛皮』と、不器用すぎる宰相からの不器用な溺愛だった!?
氷の宰相が、私を選んだ理由とはいったい?
捨てられたはずの有能な事務方令嬢が、氷の宰相の心を溶かし、幸せを掴む物語。
※なお、売った家族はのちに「返品不可」という言葉に泣くことになります。