あらすじ
元々世界は一つだった。
何にも染まらない……〈白亜〉と呼ばれた世界だった。
しかし、何があったのか。
世界は色に染まり、蒼と黒に別れた。
進むことを――「生」を望む〈蒼海〉と。
停滞を――「死」を望む〈黒渦〉に。
それだけならばまだ良かった。
世界が別れる、それだけならばまだ良かった。
だが、そうではなかった。
死を望む〈黒渦〉は、生きている〈蒼海〉を標的に攻撃を始めた。
だが幸いなことに、〈蒼海〉と〈黒渦〉の間には〈境界〉があった。
故に世界はまだ、平穏を保っている。
…………今は。