あらすじ
十月十日(とつきとおか)」は、妊娠発覚から出産までの約280日を撮影し、
**家族の“命の記録”**を制作する少人数のプロ集団。
監督、カメラ、音響、編集、プロデューサー——
それぞれの分野に卓越した技術を持ちながら、
“劇的な瞬間”ではなく、日常に潜む小さな変化を丁寧に記録する。
シリーズでは、依頼者ごとに異なる事情と想いが描かれる。
亡き母への想い、遠距離の夫婦、望まぬ妊娠、シングルマザー、
そして撮る側自身の葛藤や傷も、ドキュメンタリーとともに紡がれていく。
十月十日——それは、命が物語へ変わる時間。
カメラ越しに映る“家族の始まり”を追う温かなヒューマンドラマ。
登場人物
• 芦原 創(あしはら・はじめ):監督。元テレビディレクター。人の“揺らぎ”を撮ることに長けている。
• 森川 千夏(もりかわ・ちなつ):カメラマン。女性の感情表現を光と影で切り取るのが得意。
• 緒方 颯太(おがた・そうた):音響。街の雑音から人の心拍まで拾う職人気質。
• 城戸 美和(きど・みわ):編集。静かな観察者。物語を「削る」ことに美学を持つ。
• 瀬戸 要(せと・かなめ):プロデューサー。十月十日の創設者。依頼者と最初に会い、最後まで伴走する人