あらすじ
降り注ぐ光がこの身を焼き尽くそうとも、太陽の下を貴女と共に歩きたい。大正身分差百合オメガバース。
男女の他に、アルファ・ベータ・オメガの三種類の性別が存在する世界。
時は大宵(たいしょう)、日の本。
月影と呼ばれるオメガの務めは、優秀な日輪、アルファの子を生む事とされていた。
月影として生まれた少女・百幸 美夜(ももゆき みよ)は、父によって座敷牢で商品にするべく育てられ、十五の時に売られた。
そんな美夜を救ったのは、伯爵令嬢で日輪の清小路 怜子(きよのこうじ れいこ)であった。
その縁からメイドとして怜子の元で働くうちに、聡明で美しい彼女を尊敬し惹かれていく。
それから、怜子に仕えること三年。
ある日、怜子が侯爵令妹の珠緒(たまお)と婚約するという話が持ち上がる。
さらに、珠緒の姉であり日輪の焔(ほむら)からも「私の対の月」と執着をされて…