あらすじ
昭和の裏社会で「仁義の龍」と恐れられた伝説の極道・鬼島龍二(享年65)。 義理と人情を重んじ、曲がったことを何より嫌うこの男は、不慮の事故で命を落とす。
しかし、次に目が覚めた時、彼はフリフリのドレスを着た金髪縦ロールの美少女になっていた! 転生先は、乙女ゲーム『クリスタル・ラブ』の悪役令嬢、ローズ・フォン・ヴァーミリオン。
シナリオ通りなら、彼女はヒロインをいじめ抜き、最後には婚約破棄されて破滅する運命にある。 だが、中身の龍二にとって、そんな「設定」など知ったことではない。
いじめ? 「弱い者いじめは外道のすることじゃ!」と加害者をドス(扇子)で成敗。 学園の派閥争い? 「ウチのシマ(学園)で好き勝手は許さんぞ」と裏番長として君臨。 婚約破棄? 「盃(婚約)を勝手に返すとはどういう了見じゃ」と王子を正論で詰めまくる。
脳内はバリバリの広島弁ヤクザ。しかし口から出るのは(無理やり翻訳された)優雅なお嬢様言葉。 その凄まじい迫力(覇気)と、時折見せる深すぎる人情に、ヒロイン、攻略対象、果ては他国の王族までもが次々と陥落。 いつの間にか彼女は、破滅フラグどころか国の法律すらねじ伏せる、最強の「女帝(ドン)」として崇められていく――。
これは、見た目は悪役令嬢、中身は昭和の頑固ヤクザが、仁義とドス(扇子)で異世界学園を変革してしまう、痛快任侠勘違いファンタジー!