あらすじ
「検察にとって、論理は感情より優先される。」
東京地検・公判部。
若手検事・朝倉恒一は、転落死事件の起訴を担当することになる。
上司である上席検事・久保寺恒一朗は、冷静かつ合理的に
「勝てる構図」を朝倉に示す。
証言は曖昧だが、論理は通る。
勝てる――それが、検察の論理だった。
しかし朝倉は、その論理の隙間に、
拭えない違和感を覚え始める。
組織の正義か、個人の良心か。
そして、尊敬と恐怖、信頼と執着が交錯する
上司と部下の距離。
これは、論理で人を裁く世界で、
それでも感情を捨てきれなかった検事たちの物語。
法廷サスペンス × 静かな心理BL。