あらすじ
物語が終わったはずの世界で、
貴族令嬢ベネオータム=ハールシャインは目を覚ます。
ある日突然、彼女は自分の記憶に違和感を覚える。
知っているはずのない場所や人々に懐かしさを感じる一方で、
当然のように知っていたはずのことが、霧がかかったように曖昧になっていた。
周囲の人々は彼女を「以前と変わらぬベネオータム」として扱う。
しかし当の本人は、彼らとの関係性すら掴めず、
次第に混乱と恐怖に囚われていく。
その動揺は態度にも表れ、
周囲を遠ざけるような言動を取るようになった彼女に対し、
学園内では変化を巡る様々な噂が広がっていく。
かつて親しかった友人たちも、次第に彼女から距離を取るようになる。
そんな中でただ一人、
カレン=フォルレインだけが、
変わってしまった彼女を見守り続けていた。
しかしベネオータム自身は、
なぜ自分がこうなってしまったのか、
その理由を知ることができないまま、
孤独と混乱の中へと沈んでいくのだった。
※本作は別サイトにて、より先の章まで執筆しています。