あらすじ

眠れない夜にだけ現れる、不思議な「水槽食堂」。 深夜一時半、家族が眠るベッドを抜け出した私は、ふとその扉を開いた。 壁一面の水槽を泳ぐのは、私の心。 黒い棘を持つ魚──十年以上抱え続けた「後悔」。 そしてその影でひっそりと輝く、黄金色の小さな魚──かつての友への「感謝」。 無邪気な言葉に傷つき、逃げるように絶縁した過去。 忘れたかったのに、忘れられない想い。 トラ猫のマスターが差し出した“甘くて少し塩味のあるショコラ”とともに、 私はようやく知る。 後悔と記憶は、敵同士ではなく、寄り添って泳げるのだと──。 胸のつかえが、すうっと溶けていく深夜の癒やし物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/12/14
  • 現在の作品棘のある魚と、黄金の記憶