あらすじ
東京のFラン高校に通う金髪ギャル、一本鎗海泡。
DVを受けている同級生を救うために乗り込んだ秋葉原で、彼女は相馬野馬追の騎馬武者たちと出会った。
そこで彼女が見たのは、福島県で過ごした幼い頃に懐いていた愛馬。
だがその馬の鞍上にいたのは、海泡のことを勝手にライバル視している星祭咲騎花だった。
いつしか二人の争いは、地域に代々伝わる名馬「殿様の馬」をめぐる家同士の争いへと発展していく。
馬を取り戻すための条件は、海泡が咲騎花に「相馬野馬追の甲冑競馬」で勝利すること。
父に心焦がれた少女。
父に虐げられた少女。
父に振り向いてもらいたかった少女。
父でありたかった男。
父の栄光を受けた二頭の馬。
すべての想いが、相馬野馬追の舞台で一つとなる。
風よ、相馬へ——