あらすじ

縁が、視える。 視えるのに——自分の縁だけは、視えない。 紬詩織は、その目のせいで「変な子」と呼ばれ続けてきた。母に叩かれ、居場所をなくし、唯一の理解者だった祖母さえ失った十九歳の冬。 祖母が遺した「紬屋」の蔵で、詩織は出会う。 200年眠り続けていた、赤い糸の付喪神——朱緒に。 「お前の目が必要だ。俺と組め」 視る力と、結ぶ力。 二人で営む縁結び屋には、今日も傷ついた縁を抱えた人がやってくる。 誰かの縁を結びながら、詩織は少しずつ気づいていく。 視えないはずの自分の縁が——確かに、そこにあることを。

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カクヨム
カクヨム2025/12/14
  • 現在の作品紬屋の縁結び 〜朱い糸の付喪神〜