あらすじ
辺境の村に住む少年ユートは、幼馴染の少女リーナと共に冒険者になることを夢見て、来る日も来る日も木刀での修練に明け暮れていた。二人は努力すれば夢が叶うと信じていたが、運命の十歳の誕生日、非情な現実を突きつけられる。
リーナのレベルは最高値である「99」を記録し、将来を有望視される一方、ユートのレベルは前代未聞の「00」と表示される。村人たちから「無能」「ゼロ」と蔑まれ、リーナとも引き離されてしまうユート。城のお抱え騎士として王都へ旅立つリーナは、ユートに「必ず来て」と約束を残す。
一人村に残されたユートは、世間の評価と世界の法則に抗うことを決意する。レベルが00でも、冒険者になれるはずだと信じ、地道な努力を続ける。
実は、「レベル00」は「無能」ではなく、世界に七人しか存在しない「上限なき者(アンリミテッド)」を示す特別なコードであった。レベルという概念すら超越した存在であるユートは、自身の隠された真の力に目覚め、努力によって圧倒的な実力を身につけていく。
これは、無能の烙印を押された少年が、絶対的な世界の常識を覆し、仲間たちと共に世界の裏側に隠された巨大な陰謀(レベル測定システムを管理する謎の教会組織)に立ち向かい、最強へと成り上がっていく王道ファンタジー戦記である。