あらすじ

剣と魔法の世界には、ある恐ろしい病が存在する。 それは――「レベルが上がると、脳が焼き切れるほど気持ちいい」という奇病だ。 冒険者ラキは、その快感に取り憑かれた廃人(ジャンキー)だった。 富も名声もいらない。ただ、あの「絶頂」をもう一度味わいたい。 だが、人間の肉体には限界がある。 HPも尽きれば、MPも枯渇する。 休憩などしている暇があったら経験値が欲しいのに! そんなある日、彼は迷宮で理想の「物」を拾う。 それは、足が遅いという理由でパーティーを追放された没落聖女・フィオナだった。 「見つけた……俺の背中に固定すれば24時間回復し続けられる、最強の外部バッテリー!」 「ひ、ひぃぃぃ! 扱いが物ですぅぅぅ!」 登山用のおんぶ紐で聖女を固定し、走りながらヒールを受け、筋肉を破壊しながら再生して加速する。 完成したのは、理論上の最高効率を叩き出す筋肉永久機関(マッスル・エンジン)》。 これは、快楽のために効率を極めた狂人と、金のために魂を売った聖女が、 「ドロップ品を拾う時間すら惜しい(時給が下がる)」 という理由で魔石を放置し続け、迷宮の生態系を崩壊させて ラスボスを湧かせてしまう、迷惑極まりない英雄譚。

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カクヨム
カクヨム2025/12/14
  • 現在の作品【レベルアップはエクスタシー】経験値中毒の俺は、聖女を「電池」におんぶ紐で迷宮を爆走する。~ドロップ品を拾う時間すら惜しいので放置してたら、魔力過多でラスボスが湧いてしまった件~