あらすじ
【あらすじ】
誰もが知る国宝『鳥獣人物戯画』。
擬人化された動物たちが遊ぶ、日本最古の漫画とも当時の人間社会を風刺したものとも称される傑作である。 だが、その制作背景には、決して語られることのない「戦い」があった。
時を超えた修復士・繕(ぜん)と、稀代の密教荒法師・覚猷(かくゆう)。
二人は知っていた。この国を覆う闇の正体が、人々の行き場のない「悲しみ」であることを。 だから彼らは戦った。
剣ではなく、法力と科学で。
怨念をユーモアへ変換し、嘆きを笑いへ昇華するために。
歴史のミッシングリンクを鮮烈な想像力で繋ぐ、ハイ・ファンタジー。
読み終えた後、あなたは博物館へ行きたくなる。
ガラスケースの向こうの彼らに、もう一度会うために。