あらすじ
初夜の「愛さない」宣言は、実は命懸けの愛の告白でした。
「君を愛することはない。白い結婚だ」 氷の魔術師と呼ばれる夫・ノクタリス公爵にそう告げられた私、ルーチェリア。 ですが、前世でこの乙女ゲームをやり込んでいた私は知っていました。
そのセリフ、旧バージョンでは「ヒロインを守るための自己犠牲」ですが―― 大型アップデート後の現行版だと「好感度ゼロ確定の即死フラグ」です!
「あの、旦那様? 仕様変更ご存じないんですか? そのままだと私、バッドエンド一直線なんですが」 「な、なんだと……!?」
彼は私を嫌っていたのではなく、「愛すると妻が死ぬ」という古い攻略情報を信じ込んでいただけでした。 誤解が解けた瞬間、氷の公爵様は「ならば遠慮はいらないな?」と、加減知らずの溺愛魔神に変貌。
「君が可愛すぎて心臓が持たない」と毎日抱き締められ、冷遇どころか糖度過多で溶かされそうです。
一方、私を捨てて浮気相手とくっついた元婚約者の王太子殿下は、覚醒した公爵様の手によって「世界のバグ」として物理的に処理(ざまぁ)されました。