あらすじ
辺境の小さな村で暮らす、どこにでもいる村人レイン。
剣も魔法も才能がなく、将来の夢も特にない――はずだった。
ある日、森で倒れていた旅人の荷物から、
未来に起きる“最悪だけ”が書かれた日記を拾ってしまう。
そこに記されていたのは、
村を襲う災厄、判断ミスによる事故、そして救われない結末。
レインは英雄になろうとしない。
未来を変えようともしない。
ただ、「それをやらなければ一番マシになる選択」を選び続ける。
結果として村は救われるが、
その“説明できない成果”は王都の目に留まり、
彼は王都学園へ推薦(という名の監視)を受けることになる。
才能で競う学園の中で、
唯一「測れない存在」として放り込まれた村人。
これは、
最強でも天才でもない者が、
一度も判断を間違えなかった結果、世界の分岐点に立ってしまう物語。