あらすじ
不遜で乱暴、加虐的なゲス、それが俺だ。他人に指をさされ、そう呼ばれることすら俺には自慢だった。無能なクズどもが俺を恐れている。そう思えたからだ。乱暴なゴミの集まりと言われた一族の一人であることも、特に気にしたことはない。
そんな俺は、一族に命じられて渋々王城を訪れた。俺は当主なのに……面倒臭い……だが、取り返さなくてはならないものがあるらしい。
そこで、貴族どもに取り囲まれ血を流していた男を見つけた俺は、苛立ちを解消するため、そいつを拷問するために奪い去った。利用して弄び、殺すか追い出すかするつもりだったのに……なんだ、こいつは……可愛くないか?