あらすじ
※本作には成人向けの性的描写が含まれております。18歳未満の方の購読はご遠慮ください。
「きなこ棒と、10円ガム。それと……君を全部ください」
都心の片隅で、ひっそりと営業を続ける古びた駄菓子屋「こが屋」。
店主の古賀湊(こが みなと)は、自分が「できそこないのオメガ」だと思い込み、恋愛も結婚も諦めて、子供たちの笑顔と10円玉に囲まれる静かな日々を送っていた。
そんなある日、店に現れたのは、どう見ても場違いな高級スーツに身を包んだ男。
大企業の次期社長・西園寺蓮(さいおんじ れん)だった。
冷徹な仕事人間と噂される蓮だが、なぜか湊の店に通い詰め、さらには店の経営コンサルまで勝手に始めて!?
しかも、彼の熱っぽい視線と甘い言葉は、駄菓子よりもずっと刺激的で……。
「こんな安っぽい店の匂い、嫌いじゃありませんか?」
「いいや。世界中のどんな高級な香水より、君の匂いが俺を狂わせる」
【自己肯定感低めな健気店主(オメガ)】×【執着系ハイスペックスパダリ(アルファ)】
甘くて懐かしい駄菓子屋を舞台に繰り広げられる、運命と本能の溺愛オメガバース!
【登場人物紹介】
◆古賀 湊(こが みなと)
26歳。駄菓子屋「こが屋」の店主。
色素の薄い茶髪に、少しタレ気味の瞳。いつも店のロゴが入ったエプロンをしている。
オメガとして生まれたが、発情期が軽くフェロモンも薄いため、自分を「欠陥品」だと思っている。
性格は穏やかで子供好きだが、自分のこととなると卑屈になりがち。
◆西園寺 蓮(さいおんじ れん)
28歳。西園寺グループの専務であり次期社長。
鋭い眼光と彫刻のような美貌を持つアルファ。
仕事は完璧だが、人工的な香水の匂いや社交界の駆け引きに疲弊している。
湊から漂う「日向ときなこの匂い」に本能的に惹かれ、彼を全力で甘やかすスパダリへと変貌する。