あらすじ
監視対象は小学生の少女、コードネーム「シラユキ」。警視庁キャリアのエリート・中川理沙は、年末に冗談のような指令を受ける──「小三女子を監視せよ」。
その一件はいじめ案件のはずだった。なのに警察庁のトップたちは、小学生のいじめをめぐって喧々諤々の大議論。(民事不介入だろうが)と内心毒づきながら、「いい年した大人がキモチワルイ」と理沙は眉をひそめる。
移動先の内閣情報調査室でも、小学生の「春休みダンジョン計画」にチーム総出でお祭り騒ぎ。(コイツら、ダイジョウブ?)子どもの冒険に、国家規模の護衛と監視体制。(ナンダコレ?)
頭を抱える中川女史。しかし事態はそこで終わらない。炎上する「怪力女神事件」、官邸決裁の「国家あげてのいじめ介入計画」、そして「十億円の脅し」を伴う前代未聞のいじめ潰し。
そしてついに、中川は「それ」を目撃する。白黄金の光、祈り、風──視界から、シラユキが消えた。
おとぎ話だと思っていた報告書は、すべて真実だったのか。
いじめ×国家×神隠し。国家といじめ、異世界が交差する、内調視点ローファンタジー。
※事実確認・校正補助などの一部でAI補助を利用しています。