あらすじ
追放された瞬間、勝ち組確定。 これは、世界で唯一「仕様(バグ)」を知り尽くした男の、最速の脱出劇にして最高のサバイバル。
「宮廷魔導師リオン! 貴様のような無能はクビだ! 国外追放とする!」 王宮でそう宣告された瞬間、俺は前世の記憶を取り戻した。
ここは俺が開発したゲーム『ファンタジー・クロニクル』の世界。 そして、このアグラン王国は――ゲーム開始3日後にラスボス級の『古の邪竜』に焼き尽くされる、全滅確定のチュートリアル国だったのだ!
「え、ここから逃げていいんですか!? 殿下、マジ命の恩人!!」
追放宣告を「避難勧告」と解釈した俺は、ポカンとする王子たちに感謝の土下座を捧げ、音速で国境を越える。 その数時間後、予言通りに王国は地図から消滅した。
バカ王子たちが「話が違う!」と泣き叫んでももう遅い。 俺は開発者しか知らないデバッグ用コードで『隠し金貨10億』と『全エリア解放パス』を入手し、悠々自適のセカンドライフを開始する。
「熊の攻撃? 当たり判定がズレてるから棒立ちで回避余裕ですが?」
これは、悲壮感ゼロで追放された男が、開発者知識(バグ利用)で異世界をRTA気味に攻略していく物語。