あらすじ
ロボットが当たり前になった、少し先の未来。
内気な少女・**遥(はるか)**は、
唯一心を許していた鳥型ロボット「すず」を失ってしまう。
鈴の音のようにやさしいさえずりをする、
心を埋めてくれる存在だった。
ある日、遥は少年型ロボット・**彼方(かなた)**と出会う。
彼は言った。
――すずの“記憶”は、まだどこかに残っている、と。
記憶を探す旅の途中で遥が目にするのは、
スマホの画面しか見られなくなった人々、
バッテリーが切れた瞬間に孤立する心、
そして「記憶を売る」という甘い誘惑。
人と機械は、心を分かち合えるのか。
機械は、意志を持つことができるのか。
遥は“遥か彼方”に、
その答えを探しに行く――。
※近未来を舞台にした、
心の成長を描くSFジュブナイルです。