あらすじ

恋に落ちる瞬間を、雷に打たれたみたいだと言うけれど。 まさかそれが、神様の仕業だったなんて。 家族を失い、ひとりきりで田舎に暮らす少女――名取桃。 ある雷雨の夜、彼女の庭に、異世界から辺境伯家の兄妹がやって来る。 傷を負った兄ユーリアムと、幼い妹レティリアーナ。 彼らは王位継承を巡る陰謀に巻き込まれ、命を狙われていた。 不思議なことに、桃の話す日本語は、 彼らの世界では“神の国の言葉”と呼ばれているらしい。 元の世界へ戻れるまでの、期限付きの共同生活。 穏やかな日々の中で、少しずつ芽生えていく想い―― けれどある日、兄妹は突然、元の世界へ帰ってしまう。 そして桃は、彼らを追って異世界へ渡る決意をする。 現実では、ほんの一夜。 だが異世界では、すでに十年の時が流れていた。 愛の神の祝福を信じ、ただ一人、彼女を待ち続けた少年は、 今や国と民を背負う、ローゼル辺境伯となっていた。 雷に導かれた出会いは、偶然ではない。 それは、愛の女神アルヴィーネが結んだ運命。 これは、愛の女神に祝福された運命が、世界と時を超えて結ばれるまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2025/12/13
  • 現在の作品異世界は雷とともに