あらすじ
都内の大学病院に勤務する理久(リク)は、将来を嘱望される優秀な脳神経外科医。
だが彼には、誰にも言えない裏の顔があった。
それは、植物状態の体から意識だけを電脳化させ、スマホの中で生きる妹・莉紗(リサ)を現実世界に復活させるため、裏社会で危険な「生命科学技術研究」をすること。
妹を物理的な肉体に戻すための重要パーツ「量子神経接続ユニット」
その情報を掴んだ理久は「合法」であることに異常にこだわる美貌の傭兵エマと共に、真冬の北海道へ飛ぶ。
ロシアンマフィアとの極寒の取引、流氷の上での決死のカーチェイス。大学病院からの容赦ない呼び出し電話(座薬の確認)にも耐え、命がけで手に入れたそのパーツの正体は――
『エラーコード9:このハードウェアを認識できません(カテゴリ:中古の加湿器)』
「俺の命の価値は、加湿器以下かああああ!!」
絶望する理久にもたらされた次の情報は、本物のパーツが巨大企業『ゼウス・インダストリー』にあるという事実を得る。それはあろうことか、理久の勤務先の親会社だった!
バレたら医師免許剥奪、失敗すれば社会的抹殺。
常識人の天才外科医 × 電脳毒舌妹 × 脳筋美女傭兵。
社畜医者の孤独で賑やかな「二重生活」が始まる!