あらすじ
出版社でWeb編集として働く桜庭玲奈は、
恋人・悠人との関係が冷え切ったまま、
胸を痛める日々を過ごしていた。
曖昧さを確かめる勇気を出せずに過ごしていた
そんなある夜、玲奈のもとに届いた一通のメール——「同窓会のお知らせ」
幹事の名前は柊遥斗。
高校時代、ただ静かに胸の奥で憧れ続けた、初恋の人だった。
行くべきではないと理性では思っていた
けれど、今の自分から逃げるように「行きます」と返信した玲奈は、そこで遥斗と再会する。変わらない知的な姿と、落ち着いた眼差し。当時は遠くから見つめるだけで満足していた。遥斗は遠い光だった。
同窓会でその遠い光が、私の名前をまっすぐに呼んだ
——その夜から、少しずつ二人の距離は動き始めた。
けれどその直後、玲奈はついに知ってしまう。
悠人が、別の女性と関係を持っていたという事実を。
壊れていたのは“恋”だけじゃなく、
自分が気づかないふりをしていた数ヶ月すべてだった。
疲れ切った玲奈に
そっと手を差し伸べたのは——遥斗だった。
家まで駆けつけてくれた優しさ
ふとした沈黙を埋める穏やかな気遣い。
感情を押し込めることに慣れてしまった玲奈の心は、少しずつ、確かに温度を取り戻していく。
あの日、図書室の窓からみてるだけだった恋は
終わったわけじゃなかった。
ただ、再び動き出す時を待っていただけ。
壊れた恋の先で、
“あの日の続きを、君と。”
これは、止まった時間を取り戻す、
大人の再会恋愛物語。