あらすじ
夫の裏切りで離婚した美奈子。慰謝料代わりに手に入れた古い一軒家を、年の瀬までに売るため、一人で大掃除を始める。それは、過去との決別であり、美奈子なりの復讐の始まりだった。
しかし、元夫の書斎で見つけたのは、隠された床下と、一冊の古い日記。そこには、美奈子を裏切った元夫・啓介が、再婚相手を「生贄」としてこの家に巣食う怨霊に捧げようとした、狂気の契約が記されていた。
日記に導かれ、純銀の万年筆を握った瞬間、美奈子の体には、復讐の炎ではなく、怨霊が求める「憎悪」が流れ込む。行方不明になった元夫、焦燥する再婚相手。サレ妻は知る。この家での復讐は、自分自身を次の「器」にするための、呪いの連鎖だったことを。
呪われた年末の大掃除が、新たな犠牲者を招き入れる。バッドエンド型ホラー。☆「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」