あらすじ
夜の街でセーラーアクアは、エネルギーを吸収する強力な妖魔と激突する。
攻撃は通じず、光も水も奪われ、装備の一部は色を失い、彼女は次第に追い詰められていく。
戦いの最中、スマートフォンが震え、家庭教師の教え子・あきとから
「今日の合言葉、覚えてますか」
というメッセージが届く。
その合言葉とは、前日あみなが彼に教えた、スランプ克服の言葉――
「途中でやめない」。
彼の真っ直ぐな問いに励まされ、アクアは敗北覚悟で戦い方を切り替える。
勝ちを狙うのではなく、少しでも街から妖魔を遠ざけるため、全力で抵抗し続ける。
最終的にエネルギーは尽き、妖魔を逃してしまうという“敗北”を迎える。
しかしあみなは、最後まで立ち続けた自分を肯定し、あきとへ短く返事を送る。
「覚えてたよ。だから、最後まで立っていられた」
勝てなかった夜でも、
一人の少年との「合言葉」が、彼女を前へ進ませた物語である。