あらすじ

その夜、俺は一度――死んだ。 帝都に住む高校一年生の久我蓮士には、ひとつ秘密がある。 それは、「飼い犬」が実は大妖怪『雷獣(おっさん)』だということだ。 ある冬の日、道でうずくまっていた白い少女との出会いが、日常を変える。 退魔士・御影朔夜。 彼女の頼みで山の祠へ案内した蓮士は、そこで黒ずくめの男に襲われ、胸を貫かれる。 蓮士を救うため、雷獣は自らを犠牲にして蓮士と「同化」する道を選ぶ。 そして、目が覚めたとき、蓮士は――『獣憑き』となっていた。 帝都を騒がすミイラ事件。 謎の男の目的。 忘れ去られた過去の因縁。 家族と、友達と、そして白い少女を守るために、様々な思惑の渦巻く退魔士たちの世界へと、蓮士は足を踏み入れていく。 ――これは、おっさん雷獣と同化した一人の高校生が、人であることを犠牲にしてでも大切な人たちを守るために足掻く物語である。 ※ カクヨムにも投稿しています

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