あらすじ

『存在税を払わない神は“神”じゃねぇ。ただの未納者だ。』 俺の仕事は《是無官》。ざっくり言えば、未納者を消す仕事だ。 ……いや、まあ、もっと言えば後処理も俺なんだが。 そいつらを見つけて、存在証明を抜き取って終わり──ほんと、それだけだ。 神だろうが天使だろうが関係ねぇ。 抜いた瞬間だけはきれいだ。血まみれだろうとぜんぶ銀の粒子になるからな。 こっちに来たときは職務だって割り切ってた。 けどな、処理すればするほど世界が遠くなっていくんだ。 いずれ、あの世界にしっぺ返しをくらわすことを願うが……。 ああ、難儀だな。 神族は世界の乗っ取りを企んでいて、天使族は住民に首輪をつけたがってる。 ロクでもねぇ連中ばっかりだ。そんな奴らでも毎年、確定申告にくる。 まあ、悪魔の連中が一番真面目だな。あいつらそういうところだけ妙に律儀なんだよな。 結局、俺のやることは変わらん。 相棒の在香と魔道具屋のポコポコ。魔導端末の存子らと一緒に、 今日も未納者を“0”にするだけだ。 納税は忘れるなよ。 存在証明を抜かれたら──そこまでだ。

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小説を読もう2025/12/12
  • 現在の作品存在証明を奪う徴税官 ――神も天使も督促だらけ、未納は消滅確定