あらすじ
高校生の彩花と親友の綾音は、毎日のように町の上空に浮かぶ「コア」と呼ばれる謎の物体を見ながら通学していた。綾音は幼い頃からその存在に異常なほど関心を寄せ、時に妄想じみた発言で周囲から変わり者扱いされてきた。
ある日、いつもは静止しているはずのコアが突如として激しく跳ねるように動き始め、やがて眩い閃光を放って爆発する。しかし爆風も轟音も二人の身体には影響を与えなかった。空が赤く染まった瞬間から、日常は崩れ始める。
校内へ戻ると、すでに学校は惨劇の現場と化していた。生徒を喰らう異形の怪物が現れ、彩花は恐怖に足がすくむ。絶望に沈む彼女を救ったのは、血に濡れた刀を持ち、怪物を瞬時に斬り伏せた綾音だった。
混乱する学校を脱出し、二人は避難する生徒や教師たちと合流するが、怪物の脅威は町中へ広がっていると警察から知らされる。車に乗れない彩花と綾音は徒歩で隣町の自衛隊駐屯地を目指すことに。
途中、立ち寄ったコンビニで彩花は綾音の“異常な冷静さ”と“怪物を解剖する姿”を目の当たりにし、恐怖と不信を抱きながらも彼女を失いたくないという強い思いが葛藤を生む。
やがて自衛隊によって避難所へ運ばれた彩花だったが、綾音はどこかへ向かうため彩花のもとを離れてしまう。
突然始まった破滅と、親友の不可解な行動。綾音は何を知り、どこへ向かうのか──。
彩花はただひとつ確信する。
“綾音は戻ってくる。その時、すべてがわかるはずだ” と