あらすじ

写真に写るのは“過去の瞬間”だけ——そのはずだった。 写真を撮るのは好きだが、自分が写真に入るのは苦手な高校生・総悟は、友人から古びたフィルムカメラを譲り受ける。 何の変哲もない古道具。そう思っていた。 試し撮りをした公園で撮った写真。 現像して三日後、総悟は“それ”に気づく。 連続する写真の背景に、距離を詰めながらこちらを見つめる黒い人影。 だが──友人には、その影が“見えない”。 総悟の手元の写真には確かに映っているのに、 データ化して送った写真からは影が消えている。 まるで影が「写る相手」を選んでいるかのように。 そしてその夜、友人のスマホの写真、総悟の壁紙にも―― 影は忍び込み、じっとこちらを見つめ始める。 カメラの前の持ち主は“突然いなくなった”という。 影は何を求めて近づいてくるのか。 次に消えるのは、誰なのか。 “写ってはいけないもの”がピントを合わせる、連続怪異ホラー。

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小説を読もう2025/12/12
  • 現在の作品写真の中の僕が消えた日、影が笑った