あらすじ
大学でレポートを書いていたはずの進藤傑は、
気づけば“神話が現役で存在する世界”――アストラル界に召喚されていた。
理由は単純で最悪だった。
彼だけが、神の祝福を一切受けていない人間だったから。
神話を終え、役目を失った神々は今、三つの派閥に分かれている。
人間界を滅ぼす者、何も変えない者、それでも人間を信じる者。
傑の役割は、剣を振るうことでも、神を倒すことでもない。
――神々を説得すること。
だが、説得の前に神域は次々と危機に陥る。
終わったはずの神話が再演され、
過去の敵や災厄が“神話通り”に蘇り始めたのだ。
祝福を持たない傑は、この世界のルールに縛られない。
だからこそ、神にも刃が届く。
戦い、助け、信頼を得て、言葉を交わす。
人間の価値を、神々に突きつける。
これは――
「神は死んだ」と聞かされて育った青年が、
生きている神々を相手に“対話”を挑む物語。