あらすじ
フルダイブ型VRゲームが普及した2070年代の世界。
主人公・八村心也(やつむらしんや)は、ゲームと現実の狭間にある“操作感のズレ”に馴染めずにVRゲームとは無縁の生活を送っていた。
そんな時、「現実と変わらぬ精巧な戦闘シミュレーション」を謳う対戦型ゲーム・グラディウムコロッセオが発売される。
『過度なリアルさはゲームに求めてない』
『バランス調整がクソ』
『アバターの設定で能力値が変わるのなんとかしろ』
そのように酷評されるゲームではあったが、たった一度の試遊で心也は、従来のVRゲームに感じていたズレが一致するのを感じる。
これこそが自分の求めていたものだという確信を得た心也は、法という秩序に阻まれ殺し合いへの欲求を燻ぶらせた者共が集まる魔境へとその身を投じることになるのであった。