あらすじ
世界に“魔法”という概念を生み出した『原初の光・キャストリアン』——
その末裔である女学生テオドーラは、魔法が使えなかった。
周囲から中傷され続けた彼女はその果てに、
一族からも『偉大な血筋を穢す者』として存在ごと抹消されてしまう。
天涯孤独の平民となったテオドーラは生きる場所を求め、王都を彷徨った。
日が沈み、暗くなった路地に取り残された彼女。その背後に忍び寄る複数の影。
危機に直面したテオドーラは、望みの全てを己の魔法に懸ける。
しかし、彼女の光は最後まで輝くことはなかった。
絶望の淵に沈む中で、突如として沸き上がった強烈な“憎悪”。
瞬間——深層で弾けた激情は全てを圧し潰す『闇』となり、空を染め上げる。
ついに『原初の闇』として覚醒したテオドーラは天より《祝号》を授かった。
《訣別の魔女・ヴァンドーラ》——名を改めた彼女は、
その力で過去を清算するが如く、全てをねじ伏せていく。
少女の燃え盛る憤怒は少しずつ厄災の火種となって燻り、
やがて世界を滅ぼす刃となる——
※この作品は全話書き上げてから投稿しております。