あらすじ
□あらすじ(公式紹介文風)
二十年前、世界各地に突如として現れた“ダンジョン”。
冒険者は国家資格となり、一攫千金も現実になったが??。
相川ユウト(19)はその中でも最低ランク・Fの落ちこぼれ冒険者。
攻撃スキルなし。戦闘適性なし。装備は中古の安物。
ギルドからは「せめて死ぬな」とだけ言われる程度。
だがユウトには、ひとつだけ誰にも気づかれていない特異体質があった。
──歩けば歩くほど強くなる。
回復、察知、耐性……気づけばステータスが勝手に上昇していく“散歩特化型”の謎スキル。
ユウトはそれをスキルだとすら思っていない。
ただ「散歩が好きだから」毎日ダンジョンをぶらぶらするだけ。
その結果。
・高レベル冒険者が迷う迷宮を、何故か迷わず突破
・レアモンスターに遭遇しても、なぜか全て攻撃が当たらない
・S級の危険地帯でくつろいでいたところを保安隊に発見される
・探索しただけで、未発見資源を大量に見つけてしまう
まったり散歩しているだけなのに、気づけば周囲は大騒ぎ。
街のトップ冒険者たちが焦り始める。
「……なんでアイツ、いつの間にそんな場所に?」
「いや、本当に散歩してただけなんだけど……?」
これは、
まったり歩き回るだけの最底辺冒険者が、
本人の自覚ゼロで周りを追い抜いてしまう物語。
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◇主要キャラクター設定
■ 相川ユウト(19)
冒険者ランク:F
性格:温厚、のんびり、マイペース
特徴:歩くほど総合ステータスが上昇する「散歩適性」
長所:異常な方向感覚、異様な運の良さ、無意識の回避
短所:戦闘に興味がない、実力に気づいていない
夢:美味しいダンジョン野菜を探すこと(※庶民的)
■ リア・ホワイトフィールド(21)
ランク:A
性格:真面目で誇り高い“エリート冒険者”
きっかけ:ユウトが偶然助けたことで興味を持つ
役割:ユウトの実力に最初に気づく人物
弱点:方向音痴(ユウトに頼らざるを得ない)
■ シロ(?)
謎の白い小型モンスター
ユウトの後を勝手についてくる
実は危険モンスター“白影種”の幼体
でもユウトの前だとただの犬
ユウトの存在が成長を安定させている模様
◇プロローグ(本文風)
世界にダンジョンが発生して二十年。
街の中心にそびえる巨大ゲートは、今日も冒険者たちで賑わっていた。
その入口の横で、ひとりの青年が深呼吸をした。
「よし。今日もいい散歩日和だなぁ」
そう言って、Fランク冒険者・ユウトは軽い足取りでダンジョンに入っていく。
高価な武器も防具もない。弁当と水筒、そして歩きやすいスニーカーだけ。
――数時間後。
「ん? また知らない階層に来ちゃったな」
普通ならAランクでも苦戦する深層。
しかしユウトは気づいていない。
彼の歩く速度に合わせて、モンスターが微妙に道を開けていることに。
「そろそろ休憩するか……お、キレイな苔だ。持って帰ったら料理に使えるかも」
そこへ保安隊の一人が駆け込んできた。
「な、なんでFランクがこんな階層に!? 生きて……生きてるのか!?」
「え? あ、どうも。散歩してただけなんですけど」
その日、街では噂が飛び交った。
『Fランクの青年、深層で優雅にピクニック』
こうしてユウトの“まったり無双”は、誰にも止められなくなっていく