あらすじ

半獣半人。 と言っても、体の半分が人間で、半分が獣という訳ではない。彼らは時折、人間に姿を変える。そして時折、超常の存在としての姿を現す。 四つ足獣、鳥、魚、虫。その姿は色々だ。人間は自分が知る生き物の中からそれに最も姿の近いものを選んで、「人狼」とか便宜上の呼び名を付けたが、「姿が近い」というだけで、それらが別種の生き物であることは、一見して分かる。そもそも獣人は、人の姿でない時はおしなべて巨大だ。 中には人の知るどの生き物にも似ておらず、独自の名前を与えられたものもある。 そして彼らは人間の知識では説明のつけられない、超常の力を持っていた。 時々彼らは人間の姿で、人間との間に子供を成した。 だがどういう訳だか、彼らは人間との間に生まれた子供は、育てなかった。 それが彼らの習性なのかは分からなかったが、彼らは人間との間に生まれた卵は、人の世界に捨てて行った。 ある日奴隷の少年ナギは、それと知らずに、うっかり竜人の卵をかえしてしまう。 想像もしなかったのだ――――――――――――――――――――卵が四角いなんて。

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小説を読もう2022/06/26
  • 現在の作品【第五章開始】竜人少女と奴隷の少年