あらすじ
現代日本でアイドルプロデューサーをしていた片城悠真は、過労の末に異世界へ転移してしまう。 レベル1、スキルなし、転生特典なし。死にかけていた彼を救ったのは、銀髪の美少女冒険者・フィリアだった。
圧倒的な魔法の才能と、誰もが振り返る美貌。 なのに、彼女は万年Fランクの底辺冒険者だった。 理由はたった一つ――「カメラの前だと緊張して、一言も喋れなくなるから」。
冒険者の評価が「ダンジョン配信の人気」で決まるこの世界で、彼女の才能は埋もれていたのだ。
「もったいない。その素材、俺ならSランクにできる」
悠真は武器の代わりにカメラを握り、彼女の専属プロデューサーになることを決意する。震える彼女に「キャラ設定」を与え、計算し尽くされた「カメラワーク」で魅力を引き出し、地味な戦闘を「映えるエンタメ」に変えていく。
これは、無茶な配信で命を散らす冒険者が多い世界で「絶対に危険なことはさせない(でも数字は稼ぐ)」を信条とする裏方プロデューサーと、彼の指示なら頑張れる健気な美少女が、視聴者ゼロから世界樹の頂点を目指す、二人三脚のサクセスストーリー。